Lr的日常

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   4月19日(木)

 4月になって上司が異動になったとか、妹が出来ちゃった結婚することになったとかいろいろあったけど、とりあえず今日から沖縄行ってきます。さすがにもうミサイルは飛んでこないだろう。
 いつも旅行前に旅行先でなにかが起こってる傾向がある。いってきます。

 4月19日(木)

 朝から電車を乗り継いで神戸空港へ向かう。
 伊丹空港だったらもっと楽だったのに座席が取れなかったんだから仕方が無い。
 何気に三宮なんて初めて下車したんじゃ無いかと思う(ただの乗換だが
 ポートライナーに乗り換えると話題の『京コンピュータ前』駅を通り過ぎる。ま、通過しただけだし何があるというわけでも無い。

 神戸空港へ到着するも、あまりの小ささにビビる。これが空港……。
 周りには中学生らしき団体がちらほら。最近の中学生は修学旅行で沖縄に行くらしい。俺なんて東京だったのに……。
 修学旅行といえば小学校で奈良・京都、中学校で東京、高校で広島・山口。愛知県って真ん中にあるからどこにでもいけるね!orz
 その他の乗客は会社人生をリタイアしたような年配夫婦が多い。まぁ、この日は平日なんだから当然と言えば当然。

 沖縄までは無事に2時間程で到着。天気は若干の雨。ちなみに滞在中の4日間とも全て曇り〜雨でした。
 那覇空港からレンタカーの店舗まで送迎ワゴンで移動する。
 しばらくしてレンタカーへ乗り込む。久しぶりの本格的な運転でどうなることかと思ったけど(運転している本人にとっては)順調に運転開始。

 まずは昼食を食べるためにどこかテキトーに散策ということで南に向かって発車。
 とりあえずの目的地を糸満の道の駅に定める。
 ペーパードライバーに景色を楽しむ余裕などなく、カーナビが思った以上にナビしてくれなくて不安になりながらも黙々と進んでいく。

 やがてそれらしき建物を発見するが、どこから入ったらいいのかわからず、早速迷う。大通りから外れた道をぐるぐるしながらもなんとか到着。
 駐車が壊滅的に上手くいかず、初めての駐車はガラガラの駐車場のど真ん中で駐車ラインを跨いだ状態だった。この後3回切替して無事に(?)駐車完了。

 まずは、とりあえず沖縄っぽいものを食べよう、ということで沖縄そばを。まぁ普通に美味いよね。よもぎソバだったから少し普通じゃなかったが。
 道の駅の中でおやつと、併設されてたスーパーのようなところで食材を少し買いこむ。

 今回の旅行は食事関係が一切ついていない素泊まりプランなので、昼と夜はなんとでもなるけど、朝食だけは前日に用意しておかないといけないのが難点。
 ここで沖縄に来て一日目なのに早速衝撃的な事実に出会ってしまう。それは――。
 あぐー豚の小売単価。
 いや、あれだけブランド化しておきながらフツーに100円台で売ってるもんだからさ……地元民にとっては何か特別なものでもなんでもないんだな、って。あり難がってるのは観光客だけなんだな、って……。いや、美味しければ別にそんなことはどうでもいいんだけどね!

 他にも豆腐が温かいまま売られてるとか、野菜が全体的にでかいとかいろいろと違ってて面白かった。普通にオリオンビール以外も売ってるんだなぁ、とか。

 腹ごしらえと買い物を終えてから次の目的地はひめゆりの塔。南下していきます。
 ここでカーナビが暴走し、大通りから曲がって小路に入ったかと思えばすぐにまた大通りに引き返したり、明らかに観光客のレンタカーが通るような道じゃないよね、普通に農道だよね、っていうようなところを行ったりと、なかなかにスリリングなことをしてくれてました。なんで俺はサトウキビ畑のど真ん中を走っているのかわからなかった。
 いや、きっとこれは沖縄の裏っかわまで見せてやろうというありがた迷惑なベテランガイド的なことをやってくれたのでしょう。

 途中であまりの小路っぷりに引き返したりとかもしつつ、なんかひめゆりの塔へ到着。
 駐車場へはバスが何台も止ってて、先客として修学旅行の中学生の団体が一杯。
 まぁ、修学旅行で来るなら外せない場所ですよね。
 石碑の前で生徒の代表者が話をし、全員で黙祷する等、中学生らしいことやっていました。
 駐車場からひめゆりの塔までの途中には怪しいTシャツ屋さんがなにもしらない中学生相手にボロい商売をしていました。教材的な施設の周りにはこういうのもつきものだよなぁ。

 修学旅行生達がバスに乗って発車し始めると、順番待ちで時間を食ってしまうと思い、早々に退散。
 引続き平和記念公園へ。
 ここでも修学旅行客と他のツアー客とぶつかる。何事も無いようにツアー客に混じって解説を聞く俺たち。

 帰りにやたらとアイスの種類をたくさん掲げてる売店があったもんだから「すごい種類あるなぁ」なんて呟いたらすぐに店からおばちゃんが出てきて「アイス食べる!? 美味しいよ!」と営業をかけてきた。この精神はすごい。ただ雨は降って無いけど曇ってるし、アイスという天気でもない。

 再び車に乗り込んで次の目的地へ。正直、時間も押してたし行こうかどうしようか迷ってたけどここまで来たら行ってしまおうと。
 奥武島にある中本鮮魚店のてんぷらが美味しいらしいので買い食い。なかなか想像出来ないけど、もずくのてんぷらなるものが美味とのことで、たしかに美味しかった(でも後に沖縄では案外どこにでもある食べ物だということを知る)。他にも魚とかイカとか食べて、どれも美味しかったし、65円というのは安い。
 海に向かって食べるてんぷらもなかなかいい。

 こうして南部の目的地は終了。雨が降ったりやんだりな天気だったけど、外に出てる時は雨がやんでいるという空気の読みっぷり。
 ここから一泊目の残波岬まで移動するも、雨は強くなるわ帰宅ラッシュで道路はやたら渋滞するわ一度高速に乗り損ねるわで結構なぐだぐだっぷり。
 途中で居酒屋チックなところで夕飯を、と考えてはいたけど昼食を食べたのは2時ごろだし、もずくのてんぷらはさっき食べたばかりだわでお腹はあまり空いていない。とりあえずホテルへチェックインしてから考えようと、ホテルへ。

 いざ当日になって判明するのもどうかと思うんだけど、どうやらスタンダードな禁煙室が満室らしく、ワンランク上の部屋へ通された。いや、良くなる分には文句言わんけどさ……。
 一度部屋に入ってしまえばもう外出なんてする気がなくなるんじゃないだろうか、という不安は持っていて、それが見事に的中。夕飯はホテル内の施設で済ませることに。ここでなら運転する必要も無いからお酒も飲めるし。

 食事は美味しく戴いたんだけど、その後に飲んだゴーヤのフローズンがひどかった。メニューには「ゴーヤ=苦い、と思っていませんか?」的なことが書いてあったので、じゃあ苦くないんだな、と思って注文したら普通に苦い。いや、苦いっていうもう青い。めっちゃ草臭い。やたら身体に良さそうな味でした。

 部屋に戻ってみるとデジカメの電源落ちなくなってた。同じような症状はこれまでにもあったけど、いつのまにか動くようになってたからまぁ一晩はそのまま置いとけ、ということで就寝。
そんなところで1日目はほぼ予定通りに終了。

 4月20日(金)

 朝食は昨日スーパーで買った惣菜とパン。備え付けの紅茶なんぞ飲みながら(雰囲気だけでも
)優雅に過ごす。でも天気は朝から雨。
 でもこの日は8時半にはダイビングスポットには移動しなきゃいけないという早起きDay。ちなみに明日も明後日も似たような早起きDayです。
 予定はそう、ダイビング。沖合いの生簀にいるジンベエザメと触れ合えるというダイビングに参加。二人とも人生初のダイビングでどうなるかわかりません。雨降りだし、風も結構吹いてたら念のため今日やれるのかどうか電話で確認したけどこれくらいなら全然やれるとのこと。潜ってしまえば案外どうにでもなるらしい。

 出発の前に、デジカメの様子を確認するも、やっぱり上手く動かない。これは完全に逝ってしまったのかもしれないなぁ、ということ応急処置的に売店で水中カメラ(と言っても使い捨てカメラをプラスチック容器で覆っただけ)を購入し、出発。
 道中でヤギみたいな犬を2匹連れたおじさんを発見。真っ白であまりにでかい犬にビビッた。

 目的地の港には予定より早めに到着。どうやらいろんなダイビングツアー会社が合同で使っている施設らしい。関係者らしき人たちがたくさんいた。
 そんな中から、自分たちの申し込んでいたツアー会社の人を見つけ出して事前説明と、簡単な器具の使い方を教えてもらう。口だけで息をするっていうのも案外難しい。説明としては、とりあえず少しでも耳が痛くなったら耳抜きせよ、と。水中にある生簀までは5mくらい潜るから1m毎にやってねー、とのこと。
 ダイビングスーツに着替えていざ乗船。俺達の他には同じツアー会社でもう2人いて(新婚旅行らしい)、別会社のツアー客はみんな日本語喋ってなかった(´・ω・)チャイナー

 そんなこんなで、船を進めること約10分。生簀の上に到着。案外近い。でももう水深は数十メートル。
 最後の準備をしていざドボン。こういうのはビビらずに勢いが大事。っていうか普通に落とされた。他の3人もドボンとするまで水中を眺めていたら普通に泳いでますよ、ジンベエザメが3匹も。水面から見てて十分にでかいことがわかる。

 4人ともが着水し、ようやく潜水。ガイドに抱きかかえられて一人ずつ、少しずつ潜っていきます。自分じゃ5mも潜ってるような意識は全然なかったんだけど、途中でやたらと耳抜きをするように言ってきて「え、また!?」という感じ。そのまま少しずつ潜っていき、生簀の網まで到達。網を握って待ってろということなので、一番乗りでジンベエザメ観察を間近で楽しむ。

 ちなみにこの水中の生簀、20mx20mx30mくらいのサイズで、30cm四方くらいの網目状になってます。で、C級ライセンスを持っていれば生簀の中でジンベエと一緒に泳げるんだけど、生憎そんなものを持ち合わせていない(このためだけに取得も検討したけど、結局やめた)ということで、網の外から眺める形になります。でも網目は大きいから手は突っ込めるし、近くにきたジンベエに触ることもできる。

 すぐに嫁が潜ってくるかと思ってたけど、後から聞いたらどうやら潜るのにかなり手間取っていたらしく、10分以上は1人で水中にプカプカしてました。さすがにそんなに放置されていたら飽きてもくるもので、網から片手を離して上を向いたり、周りにいる魚に手を伸ばしたりと余裕が出てきた。どうやら俺は案外ダイビングには対応できるらしい。

 そんな自由っぷりが生簀の中でジンベエにエサをあげてたダイバーに見付かって「ちゃんと両手で編み掴んで!」というような注意を受けた。調子乗ってすんません。ちなみにこの後、写真を撮ろうとして思わず両手離しちゃっ時に浮上しかけた。必死でまた潜ってなんとか掴み直しました。でもまぁ、写真なんて狙って取れ無いね。ゴーグルしてるもんだからファインダーなんて覗けないし、もうテキトーもいいとこ。まだ現像に出して無いけど、どんな風になってるのかわかりません。
 こういう時に水深5mくらいまで対応してる自分のデジカメを家に忘れてきてるんだからもったいない。

 ようやくメンバーが水中でそろったところで生簀内にいたダイバーから餌(オキアミみなたいもんか?)を渡されて、目の前まできたジンベエに餌やり体験。ほんとに目の前で口を大きく開けて、掃除機みたいに腕が吸い込まれそうになりながら餌をあげた。口を開けると身体の中まではっきり見えたけど、一体どこまで続いているんだ、ってくらいに奥まで吸い込まれそうだった。

 貴重な体験をした後はまたゆっくりと水面に向かって浮上。後々確認してみると、嫁が潜るのに時間がかかったこともあって、俺だけは40分くらい潜ってたとのこと。なんか予定(20分くらい)より随分長いこといたなぁ。
 船に戻ると一緒に潜ってるはずだった2人の内、男の方がぐったりと倒れてる。どうやら船酔いで、ダイビングどころじゃなかったらしい。で、結局潜らなかった、と。なんてもったいない……。でも確かに波は高かったし、水中だったらいいけど船上に長時間いたら俺も確実に酔ってた。

 港に帰った後、これで終わりじゃなくて、今度は車に乗り込んで青の洞窟へ移動。シュノーケリングに向かいます。船酔いの人は回復し切らず、お留守番です。これが新婚旅行らしいのに残念なことで。きっとこのことを一生言われ続けるんだろうなぁ、と思うとちょっと可哀想です。

 ダイビングじゃなくてシュノーケリングだから気持ちのハードルはかなり下がった。いざとなれば簡単に水面出れるしね。ダイビングで苦戦していた嫁もこっちはバッチリだったみたい。 岩場をゆっくりと泳いでいくと色鮮やかな魚がたくさんいて、これはこれで楽しいなぁ、と。
 青の洞窟も混んでる時は渋滞するらしいけど、この日は平日だし、雨だし、コンディションは決して良いとは言えないこともあってガラガラ。想像してしたのよりはかなり狭い洞窟だったけど。帰りもまたいろんな魚を見ながら車に戻ってまた港まで移動して、ダイビング関連の目的は果たしました。

 慣れ無いことをしたため少し車の中で休憩。この時すでに昼過ぎだったこともあって、またもずくのてんぷらとか食べてました。
 休んだ後、近くのパン屋で昼食を買ってまた車の中で食べながらこの後の作戦会議。
 予定じゃ今日の宿泊地である北部に向かって移動する――のは良いんだけど、気になるのはデジカメが一向に直る気配が無いこと。これはいっそのこと新しいものを買ってしまうかという話になった。ということは北上しながら途中にある家電屋を目的地にすること。
 調べてみると名護のイオンの中に入っているベスト電機を発見。ベスト電機……一度も行ったこと無いけどまぁいいや。次の目的地はベスト電機に決定。

 北上する途中で恩納の道の駅でイカ墨汁を飲んだり、ホタテのウニ乗せ焼きを食べたり。ウニ乗せシリーズはいくつか種類あったけど、ホタテがかなり美味しかったしどれも美味しいと思う。お勧め。
 あと、ここでは記念泡盛を購入。おっちゃんに手描きで文字を書いてもらって、ビンに貼ったもらった。とりあえず2年くらい熟成させてみる。それと海遊館の割引チケットも購入。現地より道の駅で買ったほうが安い。

 名護についたあたりでナビが大通りから市街の方へ行けと行ってくるのでそのまま行ったら、やたらとくねくねと移動させられた挙句、また大通りに戻ってきた! そうだよ絶対これはおかしいって思ってたよ。「きっと名護の市街も見せてやりたかったんだよ」という嫁のポジティブ発言に宥められつつイオンに到着。やっぱりまだ駐車は上手くいかないから隅っこの3台分くらいスペースが空いている場所を探して止める。

 早速ベスト電機に行って、まずは修理ができるかどうかということを確認。
 きっと動作不良の原因は電源が上手くオン・オフできないことだからやっぱりメーカー修理になるという。そうなると最低でも費用は12,000円……「新品買えますねぇ……」と店員とセリフが被ったところで新品購入を決定。もう買って3年は経ってたからそれ以上の性能のものが十分に買えてしまう。

 デジカメ売り場で物色しながら、やっぱり今度は耐久性重視でいこうと。そもそも今のデジカメが調子悪くなったのは一度落として壊してるからだ。
 結局、俺が使っているオリンパスと同じタイプのものに標準を定めて価格交渉。「いくらまで相談できますか」とちょろっと言うだけで値段が1割以上安くなるんだからとんでもない店頭価格だ。

 その後もポイント要らないからもっと現金値引きしてくれ、という話をしながら交渉したら15%オフくらいになった。でも後で価格調べたらAmazonでもっと安く買えた。でもまぁ、いますぐに必要だし、選択肢はここくらいしかないし……ってことで仕方が無い。店員さんはいい人だったし。デジカメ用のメモリの変移でやたら盛り上がった。ほんと今はxDピクチャーカードなん
て売って無い(俺のデジカメじゃ現役です

 その後はイオンのスーパーを歩いた。沖縄にきてわざわざイオンて……って思ったけど、売ってるものは結構違う。 沖縄だけあって萌える泡盛とかも並んでてびっくりした。HPの歌を聴いてみたらいい感じに電波と沖縄音楽がコラボっててまたビビった。ここで翌朝の朝食とかお酒、つまみを買いこんだ。でも結局沖縄では飲まなかった。

 この時点で時間はもう4時過ぎ。さて、行けたら慶佐次(げさじ)のヒルギ林に行くことになってるけど、行けるかどうか。空は明るいし、カーナビで入れてみたら所要時間は約30分。行ってしまえ! ということで行くことに。

 道中で曲がるべき道を通り過ぎて、強引にUターンかましたり、東海岸に向かう道がとんでもなく山道でやたら坂だったとか、後ろにぴったりついてくるワゴンが怖いという難関を潜り抜けて到着。まだ空はなんとか明るい。カヌーで下ってくる人たちもいた。
 ヒルギ林ってなんだと言ってみれば、マングローブ林。なかなか生で見る機会は無いし、さっそくデジカメが大活躍した。川沿いに付けられている木の歩道を渡りきったあと、そのまま来た道を帰るのも面白く無さそうだ、ということで少し離れたところにあった山道を帰る。一応階段とか手摺とか整備されてるけど、道にくもの巣が張ってたりと、人通りは少なそう。でもなぜか山頂付近にはやたらと馬糞?があったりと、どうやってこの急な階段を馬が登ってきたのか謎。

 同じ理屈で、車でも帰り道は来た道とは別の道を進む。こっちはアップダウンが少なくて、大当たり。翌日またお世話になる道にもなった。
 もう結構いい時間で、名護に戻ったら夕飯にする。目的地はさっきまでいたイオン周辺。ガイドブックに載っていた店だけど、あまりにこじんまりとしたせいで一度見事に通り過ぎた。

 料理は豚と有機栽培野菜がメイン。ワインもオススメらしいけど、帰りの運転しなきゃいけないからそこは断念。でも自家製ジンジャーエールとか美味しかった。
 1人2,500円のお任せコースで頼んだけど、量は多いし味も美味しいし、いろんなものをたべさせてもらって料理としては満足なんだけど、店内の雰囲気というか、まぁ料理以外のところで損してるなぁ、と思った。カウンターだったせいか、内部の様子も見えてしまって、少し残念なところがあった。

 あと、教育委員会の総務部さんが20人くらいで歓送迎会をやってたんだけど、これがまたうるさくてね。俺らは別に「まぁこういうこともあるよね」って感じであまり気にしてなかったんだけど、他のお客さんから「声が大きいんだよ!」と怒りの一言が発せられた。途端に静かになったけど、そのお客さんはすぐに帰るし、店長は詫びを入れてたし、騒ぎの人たちも店外へ謝りにいったみたいだけど、あの貸切りみたいな騒ぎっぷりはたしかにちょっとひどかったかもしれない。
 と、ちょっと後味が悪かったけど概ね満足してホテルへ移動。今日からはちゅら海水族館の近くのホテルに二連泊です。

 店を出たは既に時間は21時過ぎ。名護市内を出て海沿いの道へつくと街頭もなく、他の車もなく、真っ暗な道を車が1台だけ走っているという状況。結構怖かった。で、あまりに暗すぎるからホテルに気付かず通り過ぎた。沖縄じゃかなりの回数、目的地を通りすぎてます。
 チェックインした時の「修学旅行生が泊っているので朝は少々賑やかになると思いますが、ご了承ください」と言われたけどこの賑やかになる、って表現は上手いなぁ、と思った。
 部屋はコンドミニアムタイプで普通にマンションの一室みたいな感じだった。台所もしっかりあったけど、調理器具がヤカンしかないっていうのはどうなの……全然利点を活かせて無いと思う。

 4月21日(土)

 昨日のイオンでかった朝食を食べて、8時前には出発。
 この日の午前はちゅら海水族館。開演時間に入り込む。2年振りに来たけど、またゆっくりと見ながら進んで行くと、シアターの様なところからジンベエザメのいる水槽が見れた。シアター稼動していない時はどうやらここからも水槽を覗いてもいいらしい。あまり人はいないし、目の前を泳ぐジンベエが見られるし、穴場だった。ここですでにデジカメのバッテリーが無くなってきたという嫁を嗜めて移動。撮り過ぎ。

 本来ジンベエを見る大水槽じゃエサの時間で立ち泳ぎをする様子も見れて、満足。昨日は自分もジンベエにエサをやったのだと思うとまたちょっと違って思える。
 その後はイルカショーを見て、マナティー館であまりの癒しっぷりに数分寝てしまった後に昼食。バイキングだったけどアイスとかデザートをたくさん食べた(いつもそんな感じです

 午後からはここでの主目的(?)であるジンベエザメのぬいぐるみを捕獲にしにいく。現在、我が家には二年前に捕獲したぬいぐるみ(特大サイズ)と、海遊館で捕獲したぬいぐるみ(小サイズ)の2匹がいる。それに加えて、今回は中サイズと大サイズを捕獲する予定――だったのだが、なんか新シリーズのぬいぐるみ増えてるー!? 結局そっちもかったので合計で4匹捕獲しました。ジンベエザメのぬいぐるみを4つも買っていく2人……変だ。

 水族館を後にして、次の目的地は古宇利島。前回来た時に泳ぎたくて仕方なかったのに泳げなかった(バスツアーだった)からリベンジ! と思ってたけどこの日も天気は生憎の曇り時々雨。不可能では無いだろうけど海で泳ぐという天気では無い。
 でもま、とりあえず行ってみるかと思って車を走らせる。島に近づいてくるにつれて気になる看板があることに気付く。マラソン開催のため交通規制――ってええええええええええ!?

 どうやら古宇利島まで行って帰ってくるというマラソンが偶然にも今日開催されるらしい。島への唯一の交通手段である橋の中央にはもうコーンが置かれてるし、15時からは18時までは古宇利島に行くことも出ることも出来ない。時間は既に14時半。一度行ってしまえばすぐに脱出するか、夜まで滞在するしか方法は無い。
 悩んだ挙句、とりあえず行ってみて、島を一周してから考えようと。一周約15分の小さな島。周ってみると案外民宿があることと、カフェなんかもいくつかあった。でもほとんどは草ボーボーの農地。いつどこからハブが飛び出てくるかと思うとうかつに草むらなんて入れないと思った。やせいのハブが飛び出してきた! なんてリアルポケモン状態になったらたまらない。

 一周し終わって海のそばに駐車。小雨で風が強く、これはさすがに泳ぐという状況ではない。泳げ無いことはないけど。せっかく朝から海パン履いて小学生状態でいたけど仕方が無いのでちょっと遊んだ後に脱出した。これは今日走る人はしんどそうだ。橋なんて横風そのまま受けるし大変だろなぁ。

 そのまま目的地も定めず、とりあえず島から脱出。少し走ったところで、こうなったらもう沖縄本島を制覇してやろう、ということに。目指すは最北端の辺戸岬!
 西海岸沿いを延々と北上。途中で国頭の道の駅に立ち寄ったり、米軍の保養地に迷い込んだりもしながらずいずいと進んでいく。この本島北部の所謂やんばる地区と呼ばれる地域は沖縄っぽさがあまりない。イメージとしては沖縄=海って感じなんだけど、ここまでくるともう完全に山です。とはいえ道路はずっと海岸沿いだから左手には海、右手には山という変な感じ。

 ところどころで道路工事中で臨時の一車線通行だったけど、ずっと信号もない道を通ってきたもんだからちょっと新鮮だったりした。いや、ほんと北部って信号なくてずっと道が続いてるんだよね。おかげで車の燃費もリッター20km↑ですよ。フィットすげぇ。

 辺戸岬の手前にある茅打バンタにも立ち寄ったけどまぁ、ただの崖だよね。いや、想像は十分ついてたんだけどさ。
 その後、岬につくも、特にこれといってやることもなく。サスペンスの犯人を追い詰める場所はこういうところだよなぁ、なんて思いながらテキトーにぶらぶらー、っとして帰ろうとしたら遠くの山の中にでっかい鳥の形をした建物を発見。どうやらやんばるくいなの観測所みたいなところらしい。あれはインパクトあったな……。

 再度車に乗り込んでから、こんどは東海岸の道路へ移動。そこを南下してきます。なんかもう、沖縄の主要な道路は制覇したといってもいいくらいに走ってます。今度は片方海で片方山なんてもんじゃなく、完全に山道。いつのまにそんな標高の高い所に行っていたのかわからないけど、基本的には下り坂でアクセス踏まなくてもいいレベル。それなのに天気は大粒の雨が降ってくるわ、濃霧で目の前がほとんど見えなくなるわで結構な悪条件だった。
 でも事故る気がしなかったのは周りに全く車がいなかったから。ほんとにここから昨日行ったヒルギ林あたりまで車を数台しか見なかった。人が住んでる気配もほとんどないしね。野生、って感じの地区です。

 ヒルギの手前でまた昨日使った道に入り、同じようにホテルまで移動。この間に雨は更に強くなり、雷までなり始め、それでも途中でマラソン帰りのような人を何人か目にし……よくこんな天気の中で走るよなぁ、と感心というかなんというか、ちょっと思うところがありました。
 ホテル手前でまたカーナビがレアな小路に行けと言ってきたので若干不安になりながらもなんとかホテルまで到着。ホテル横にあった道の駅で夕飯を食べました。これまで沖縄で肉しか食べていなかったので、さすがに魚も食べよう、と海鮮料理を。海鮮丼とか魚の唐揚げとか頼んだら思いのほか量が多く、食べ切れませんでした……。
 ウェイターを中学生くらいの少年少女が数人でやっていたので、就業体験がなにかなのかもしれない。でも夜8時くらいに中学生が働いてもいいものなんだろうか。よくわからん。

 4/22日(日)

 沖縄旅行最終日。この日も朝から雨と風。
 まだダイビングとシュノーケリング以外でまともに海に入っていない! ということで、この日も懲りずに海で泳げるかどうかを検討。ダメ元でホテルから15分くらいのところにある瀬底島のビーチに向かいます。
 営業時間が9時からだということは知ってたけど、とりあえず早めに行ってしまおう、と行ったらついたのが8時。駐車場すら空いてねぇ……。しばらく待ってると駐車場をおっちゃんが開けてくれたので話をすると「この天気だし今日は営業中止かもしれない」とのこと。Oh...。

 たしかに泳ぐような天気では無いということくらいわかっているので、それもそうだな、と納得したものの、とりあえず海岸を見てくるだけ見たいと言ったら本来なら駐車料金がかかるところとひとまず無料で止めさせてくれて、ちょっとだけならいいよ、とのこと。いいおっちゃんだ。
 海岸まで行くと営業時間までだれもいなくて、空はどんよりと波も高い。こりゃ営業せんわ、と思った。

 クラゲ避けもしっかり整備されてるビーチで、その中でも沖の方には魚がいてシュノーケリングもできるらしいんだけど、これじゃさすがにそういうわけにもいかなさそうだ。天気がよければもっと綺麗に海も青いんだろうな、と思うと残念だけど仕方が無い。
 結局そのまま営業が行なわれるのかどうかもわからないまま、9時前に撤収。那覇市内に向かいます。

 高速に乗る手前で許田の道の駅で寄り道。さすがに4日目ともなると、駐車も多少出来るようになったような気がする。ここで沖縄Ver.のカピバラストラップをゲット。
 許田インターから那覇まで一気に南下。那覇市内の時間帯によって中央線が変わる道路に混乱しながらもなんとかコインパーキングへ。ここからは歩いて目的地は牧志の公設市場へ移動。
 が……なんとこの日が定休日。第四日曜日が定休日って……昨日のマラソンといい、事前調査不足過ぎる。そしたら嫁は第四日曜が休みだったことは知ってたみたいだけど、さすがに22日で第四はないだろう、と思ったらしい。たしかにそうなんだけど……4月は1日が日曜日だったから見事にヒットしてました。

 市場では3年前にも行った和ミートという肉の店に寄りたかったんだけど、仕方が無いので近辺をブラブラしていたら手ぬぐい屋さんがあって、そこでは色鮮やかなジンベエザメの手ぬぐいが。これに一目惚れした嫁が購入。行き当たりばったりだとこういうこともあるから良しとする。
 しかし昼食を市場で取ろうと思っていたので食事所を探して再度彷徨う。この日も魚が食べたいなぁ、と思っていたけど市場が休みじゃなかなかそんな店も見当たらず、どんどん大通りが外れて歩いているとこの日も営業している魚屋さんと、そこが運営してるご飯処を発見。なんとかなったけど、こうして書いてるとほんとに行き当たりばったり過ぎて、こんなでよくなんとかなったな、と思う。

 ここではようやく県魚であるグルクンの唐揚げを食べる。頭まで全部サクサクと食べられて美味しかった。これなら初日から2回くらい食べたかった。ちなみにグルクンはジンベエザメの生簀の周りでエサのおこぼれを狙って大量に泳いでいたので見慣れたもんです。まぁ唐揚げになってるんだから見る影もないんだけど。

 お腹も膨れたところで、あとは車を返して空港に向かう。が、コインパーキングまでの道でまた見事に迷う。明らかに住民だけが通る道だよね、という小路(この旅、小路ばっかりです)を通って地図通りに進んでいたのに行き止まりだったり、ほんとに猫しか通れない道だったりとしたけどなんとか車まで到着。

 レンタカーを返すまで市内の道を通って行くけど、これは仮に初日に市内を運転してたらビビりまくりで危なかったと思う。4日間、ほとんど車の通らない田舎道ばかりだったとはいえ、運転経験を積めたもんだからなんとかなった感が強い。ほんといきなりこんな車通りの多い所にいたら神経すり減らし過ぎてまずかったと思う。

 車には特別傷つけ等もしなかったみたいで、ガソリンも満タン返し不要だったからそのまま返却。一度くらいは半分くらい給油するもんかと思ったけど、500km近く走ってガソリンメーカーが半分ちょいしか減っていないってのがすごい。車自体の燃費性能もあるんだろうけど、ほんと信号が少なかったこともあるんだと思う。

 帰りは修学旅行の中学生がたくさんいる空港で、お土産もそこそこに団体が荷物検査をする前にすばやく通ってしまい、無事に今度は伊丹空港に到着した。
 海で泳げなかったのは残念だけど、ジンベエザメとのダイビングと、ぬいぐるみの確保という主目的は達成できたし、沖縄本島の主要道路は制覇できたから概ね満足。次に行くとしたらやっぱりどこか離島かなぁ。むしろもう3回も行ってるんだからそろそろ沖縄はいいだろう。

 これでひとまず旅行したいと思っていた場所は行ってしまったので、次はまだどこか行きたくなるまで遠出は減るかもしれない。
 ――なんて言ってると、予想外に旅に出たりするから困るんだけど。やっぱ海外かな。

 4月29日(日)

 ニャル子さんを観ていて、クトゥルフ神話に関する知識がデモンベインしかない俺にとってはいろいろと違和感がある。ネクロノミコンよりもテクマクマヤコンの方が身近に感じる人生を送ってきておいて、今更ながら違和感を抱くなんてちゃんちゃらおかしいんだけど。
 でもクトゥグアさんがつるぺたっていうのはやっぱりイメージが……。

 沖縄旅行記を書こうと思ってるんだけど、もうちょい時間かかりそう。
 いあいあ。

      l^丶
      |  '゙''"'''゙ y-―, あ ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう
      ミ ´ ∀ `  ,:' 
    (丶    (丶 ミ   いあ    いあ
((    ミ        ;':  ハ,_,ハ   ハ,_,ハ
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      U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J   u''゙"J


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   ヽ  ´ ∀ `  ゙':
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    ';      彡  :: っ ,っ  :: っ ,っ
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 4月30日(月)

 『一緒に暮らすための約束をいくつか』というマンガのレビューを読んでいたら無性に読みたくなったのに、二巻はあるけど一巻がamazonでも楽天でも売り切れという状況にどうしたらいいかと悶々しています。
 ――なんて書きながら、そういえばセブンネットでも本が買えたな、と思って検索してみたら在庫アッタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!! さっそくポチりました。二巻は楽天でポイント消費して購入。
 最近はこういう親友の子供(ないしは遠縁の親戚)を引き取って育てる独身男という話をよく見かけますね。感覚的な問題かもしれんけど。

 セブンネットなんていつの間にか貯まってるYahooポイントの消費場所、くらいの認識しかしてなかったのにこんなところで役に立つとは。やはり引き出しは多いほうがいいんだな。
 家までは届けてくれないけど(送料別なら届けてくれるんだろうが)セブンイレブンの店舗で受取れるから近所にセブンイレブンがある人にとっては使えると思う。そりゃ宅配には敵わんけど、俺の場合は帰宅ルートの途中にあるから苦にはならない。

 話は変わって、昨日は堺シティマラソンに参加しました。10kmの部。
 参加者は嫁と、嫁の学校の友達♀と、その友達の友達♀という「え、俺ってこれまでにこんな男女比の環境に放り込まれたことってあるの?」とか本気で悩むような状況。貴重な体験でした。

 コースは仁徳天皇陵古墳の廻りをぐるっとしたんだけど、もうね、古墳とかどうでもいいって感じで。気温は高いわ太陽ギラギラだわでしんどかった。でも沿道で応援してくれてる人たちが一杯いて、今回はカピバラさんのシャツを着て走ってたら何度か「カピバラがんばれーw」と声をかけてもらって和みました。サングラスかけて不機嫌そうに走っている男の胸にはカピバラ。異色だ……(応援してくれた方、ありがとうございました)。
 
 道幅が狭かったこともあってスタート直後は思ったペースで走れなかったのと、トイレに無茶苦茶行きたくなってトイレ休憩を挟んだことを考えてもタイムが58分というはちょっと不満が残る。友達の友達が61分くらいだったし、男女差を考えると不甲斐ない結果です。嫁のタイムは68分で途中のチェックポイントで足切りギリギリだったらしい。

 やっぱりもっとは走りこまないことにはフルなんて夢のまた夢ですね。
 走りこんで、もう一回くらいはハーフで走って、フルはそれから……くらいかなぁ。

 今日が嫁の誕生日ということもあって、マラソンの帰りにプレゼントとしてナノケアのスチームを出すようなものを購入。た、高い……。
 でもこれ、将来的には嫁より俺の方が使用頻度が高くなりそうな気がして仕方が無い。